土地の風土が創り上げた人々の匂い。旅先で見かけた、そんなちょっとした時の流れが僕は好き。


by iro-tavi

ケチャ・ラーマヤナ劇

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古刹・ウルワトゥ寺院が暖色系の空に包まれる頃、1人のマンクー(神事を司る僧侶)が松明に灯をともす。これが「ケチャ・ラーマヤナ」の始まりとなり、声だけの独特の旋律を奏でながら男達はトランスして行くのである。

もともと「ケチャ」とは、儀式舞踏であるサンヒャンの最中にトランスした1人の舞踏家が「チャック」「チャック」とリズムを刻む声に陶酔しバリス(儀式の舞踏)を踊り始めたのがきっかけとなり、現在の「ケチャ・ラーマヤナ」が生まれたそうである。
その発案人がドイツ人画家のシュピースである。彼は信仰と自然が共存するバリを愛し、今日、僕達がイメージする「楽園」「神々の島」を具体化してくれた、バリ芸能の父と称される人物である。

そんな彼が創造した宇宙はウルワトゥ寺院の神聖さと自然の雄大さの両方を見方につけて、見る者全てを陶酔させ、もっとも輝く時を迎えていた。

【バリ・ウルワトゥにて】
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by iro-tavi | 2008-07-24 16:13